沖縄国際洋蘭博覧会は2017年2月4日から2月12日までの9日間、海洋博公園、熱帯ドリームセンター内で開催され、審査会は2月3日に行われました。著者は蘭友会から代理審査委員として2月3日の審査会2月4日の洋蘭博オープニングセレモニー、夕方の表彰式ならびに懇親会に会長代理として参加させていただきましたので、これらの行事の様子の概要を報告いたします。
 今年の洋蘭博覧会は31回目を迎え3日の午前中には審査説明会とコンクール審査会が行われました。その鉢物コンクールの成績は次の通りでした。

【最優秀賞】内閣総理大臣賞 沖縄国際洋蘭博覧会大賞 A.M.
   Rhynchostylis gigantea
‘White’
糸満市 徳里 衛 氏
【優秀賞】沖縄及び北方対策担当大臣賞 A.M.
   Rossioglossum
Rowdon Jester ‘Tomi’
千葉県 鈴木富蔵 氏
【優良賞】沖縄総合事務局長賞 A.M.
  Paphiopedirum Julis ‘Sinfonia’ 
福岡市 斎藤鈴子氏
【奨励賞】 沖縄美ら島財団理事長賞 A.M.
  Paphiopedilum (Miyabi New Gennji × Eyecatcher) ‘Chi’
 茨城県 斎藤正博氏 
【その他会員の受賞歴】
認定審査部門審査結果 A.M.
   Vanda lamellata
‘Long wellz’
神奈川県 永井 清氏
  Paphiopedirum Mystic Knight ‘Maximas’ 東京都  清水達夫氏
認定審査部門審査結果 H.C.C.
   Paphiopedirum
Liberty Taiwan ‘Madchen’
茨城県 斎藤正博氏

  以上が鉢物の審査の大きな賞と会員の受賞歴を取りまとめました。その他、切り花審査結果、国外出展審査などの成績は紙面の都合で割愛いたします。
 
         
 
 
 
 
【最優秀賞】Rhynchostylis gigantea‘White’
 
【優秀賞】Rossioglossum Rowdon Jester ‘Tomi’
 
 

 翌日4日は熱帯ドリームセンター入口で洋蘭博のオープニングセレモニーに参加しその後水族館へ出向きジンベイザメの人工繁殖状況を観察してきました。夕方からは表彰式及び懇親会がホテルオリオン モトブリゾート&スパで盛大に行われ会長代理として参加させていただきました。懇親会会場では沖縄民謡やインドネシアのおどりが披露されました。
  今回の洋蘭博覧会の鉢物、認定審査に出展された人数は460名で岩手県から石垣島、マレーシア、インドネシア、タイ、台湾の地域の方々でした。カテゴリー別に出展数を見てみますとカトレア類が480株、コチョウランが60株、パフィオペディルムが130株、バンダが120株、その他(オンシジューム。リカステ、デンドロビューム、シンビジューム)が180株でした。この数は概略の数とのことでした。
  今回の株数は合計1075株で昨年は900株程で少々増加しているとのことでした。また会場で蘭の展示物が飾られていましたが27700程の株が使用されていたそうです。
  蘭友会からの出展は大変少ないようでした。次回32回の沖縄国際洋蘭博覧会には出展いたしましょう。

 
   
Paph.(Miyabi New Gennji
× Eyecatcher)‘Chi’

 
V. lamellata ‘Long wellz’
 
Paph. Mystic Knight ‘Maximas’
レポート・写真:中村好一



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