「こんな花が咲きました」のコーナーへようこそ

このコーナーは、月例会に開花が間に合わなかった、花命短くてすぐに枯れてしまった、大きすぎて搬入ができなかった、あるいは花が多すぎて持ちきれなかった等の事情で、みなさんに見ていただくチャンスを逃してしまった花々の、再デビュー舞台です。
C.warscewiczii v.coerulea 'La mer'



C.warscewiczii v.coerulea 'La mer'

巷間では、C.warscewicziiの実生からは、セルレアはなかなか 咲かないと言われている様です。
しかし、個体名の付いたC.warscewiczii の セルレアの株は、 一鉢30万円とも40万円ともいわれ、銘品ともなれば、それ以上の値段が付く時勢でし たので、当時、私は実生からのスタートでした。

ところが、この度幸運にも、実生か ら一茎三輪のセルレアの初花を見ることができました。
2年前の購入時には、セルレアが咲くか否かは半信半疑でしたし、先ずは咲 かないだろうと 思つていました。それは、以前に販売された同種のセルフ苗に、セ ルレアが咲いた事例が無く、交配種と判明したような経過があったからです。ですか ら、セルレアが開花した時は、「ヤッター!」と心で拍手・・・・・・・
花容としては、C.warscewiczii らしく、リップに目がパッチ リと入り、ペタルの中骨も親に似て、それなりに張っています。ドーサル及びラテラ ルセパルは、共に前を向いて、三角形を成し、全体のバランスも良く、私が今までに 見てきたC.warscewiczii のどれよりも整形?なので、一層の驚きと 喜びを感じました。
ペタル及びセパルの色は極く淡い青みが懸かり、リップは赤紫 系のセルレアです。
実生から、この様な良花が開花した時の歓喜は、趣味家にとって至福の一つかと 思います。親しい蘭仲間と共に、喜びを分かち合うことができました。
  Ns  130×160
  P   55×90
  Ds  25×85
  Ls   25×85
  L   53×75
栽培:海老原 成雄 
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