「こんな花が咲きました」のコーナーへようこそ

このコーナーは、月例会に開花が間に合わなかった、花命短くてすぐに枯れてしまった、大きすぎて搬入ができなかった、あるいは花が多すぎて持ちきれなかった等の事情で、みなさんに見ていただくチャンスを逃してしまった花々の、再デビュー舞台です。

Onc.dayanum 'Loja'




Onc.dayanum 'Loja'

昨年の東京ドームで J&L のブースで買いました。
鉢には次のURLのトップ画像と全く同じ写真が立ててありました。 私の丁度上記のURLを印刷した紙を手に持ってドームを徘徊していました。 ラベルには Onc. phalaenopsis 'Loja' と書かれているが、この写真は Onc. dayanum 'Janet' ではないのか?と尋ねると、'Loja' は別の 固体だとのことでした。
また、Onc. phalaenopsis は Old Name で、Onc. dayanum は New Name だと言っていました。
ちなみに 'Loja' の名前の由来を尋ねると園主(農場長?)の娘の 名前で、それだけかわいく思っているとのことでした。
最近、「蘭友」第44号を見て Pleurothallid 研究会の堺氏からご連絡 頂いた資料の中に、「Onc. phalaenopsis はエクアドル南部の Loja 近郊、 標高2500mの雨霧林で発見されている」旨の記述がありました。 娘の名前なのか地名なのか、娘に地名を付けたのか真相はわかりませんが、 Onc. phalaenopsis に縁のある固体名のようです。



Onc.mimeticum flavidum 'Radames'

1月に銀座松坂屋の蘭展の際、国際園芸のブースで蕾み付きを購入しました。
貴重な花芽付き株を、注文したわけでもないのに持ってきて下さっていた 国際園芸には感謝しています。
1週間後に開花し始めましたが、本来の Onc. mimeticum の色(セパル、ペタル =茶褐色、リップ=ピンクに赤い斑点)ではありませんでした。 実は昨年6月にある方から「Onc. mimeticum が咲いたよ」と送ってもらった画像 も Onc. mimeticum ではなさそうでしたので、「国際園芸でも1月に似た花を 見かけたが、どちらも Onc. mimeticum ではないように思う」と返信したら 海外の蘭辞典などを詳細に調べたところ Onc. mimeticum var. flavidum のよう だとのことでした。(この変種は上記URLにも記載があります。) このときの株と今回の私の株は似ているようで実は大きく異なります。
あちらはセパル、ペタルが平開しており黄色に茶色の縞、リップはラベンダー 色に茶色の細かい斑点ですが、この株はセパル、ペタルが黄緑色で猫背のように 丸く、リップは白地にラベンダー色の細かい斑点です。 ですのでこの株は Onc. mimeticum var. flavidum ではないのかもしれません。 そうすると品種不明ですが、いずれにしても、すごく珍しい種だと嬉しく思い、 買ったばかりなのに厚かましくも投稿しました。
草丈、花茎は共に約 20 cm、縦 2 cm 幅 1 cm ぐらいの花を付けています。
栽培・撮影:森 秀和
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