【小型株第1位】
Promenaea stapelioides 　‘K&T’AM/AJOS　　 上野幹雄

　この株は蘭仲間のＴ氏から5〜6年前に譲って頂いたもので色彩、花形、花のバランス等どれを取りましても申し分ない個体だと思います。1999年に全蘭でＡＭを取った個体ですが、小さな株で地味な花ですが何か魅力を感じます。
　栽培はカトレアの棚下に置いて夏は涼しく風通しを良くして、鉢の中が乾き過ぎない様に水遣りします。2年に1回位コンポストを取り替えます。
　最近このプロメネアの交配がオーストラリアで活発に行われ、新しい交配種が沢山出来てきています。それらの交配種も見てみたいと思います。私も種が乗るか試みましたが、花粉がうまくくっつきませんでした。花粉に粘りがなく直ぐに落ちてしまいました。何かコツがあるかも知れません。
投票いただいた方々に感謝申し上げます。

【大型株第1位】　
Shombargkia lyonsii‘Alice Boscoel’　　清水達夫

　Schomburgkiaは中米、西インド諸島に１０数種自生します。どの種も強健で、多くの種は長い花序に多くの花をボール状に着けます。このlyonsiiはキューバ、ジャマイカに自生する着生種で、Schomburgkia属のなかでは整った花を着けますが、面白いことに上下逆に（リップが上に）咲きます。この株は選別個体と言うことで購入しましたが普通のものと、あまり変わらないようです。栽培はカトレアに準じます。