【小型株第1位】 Drac. vampire‘Zorba’ 清水達夫 ドラキュラ属は南米のコロンビア、エクアドルを中心に100種以上が知られています。属名は吸血コウモリを思わせる花容からDracula伯爵にちなむとされています。種小名vampiraも「吸血鬼」の意でまったく恐ろしい名前をつけたものです。ドラキュラ属のなかでもvampiraはbella、chimaera、wallisiiなどと共に最も大きな花を咲かせます。変異も多いためAOSでも、多くの入賞花が出ています。アメリカのJ&L Orchidsの予約リストにもAM FCC入賞花が10種以上載っています。‘ZorbaユAM/AOSは1991年の入賞でvampiraでは古い入賞花です。私が10数年前に入手した時には大変高価でした。 その当時はドラキュラの栽培は暗いほうが良く棚下でよいと言われていましたので、棚下栽培したところ枯れてしまいました。その後何度か入手しましたが、今回の株は昨年のろまんちっく村のテーマ展示に使用した株を分けてもらったものです。50%のダイオネットを2重にかけた冷房温室で栽培しています。やわらかい光の明るく湿度が高く空気が動いていて濡れていない環境を好むようです。 今回は選んでいただいて有難うございました。
【小型株第1位】 Drac. vampire‘Zorba’ 清水達夫
【大型株第1位】 Arpophyllum giganteum‘Pen Valley’ 清水達夫 アーポフィラム属は中南米産の着生蘭で5種が自生すると言われていますが、私はこのgiganteumとやや小振りのspicatumの2種しか栽培したことはありませんが、最初に入手したのは両方とも山採り株でspicatumは時々咲きましたが、花穂が小さく面白くありませんでした。giganteumは7〜8年経っても一度も咲かず、邪魔になって両方とも処分してしまいました。今回選んでいただいたこの株はアメリカのPenn Vaiiey Orchidsの選別株で毎年必ず咲いてくれます。先月出品した株は横川さんが名誉会長になられた時に頂いたもので、こちらも毎年咲いてくれます。この冬は置き場の関係で横川さんからの株を明るい棚の上に‘Penn Valleyユの方を北側の棚下で過ごしました。二つの株の個体差はほとんどありませんが、今年は一つずつ花の大きさも花穂の長さも当然ですが、棚上の株のほうがよくなりました。また開花時期も一ヶ月差ができました。 例会場で何人かの方に「うちのは咲かないけど、どうすれば咲きますか?」と聞かれましたが、個体の問題で咲き易い株と入れ替えた方がよいのでは、としか言えません。7月の見学会で見学の蘭屋さんに、私のよりずっと立派な株があります。個体の差か栽培技術の差かはわかりませんが、分け株もまだあると思います。入手希望の方は是非参加してください。
【大型株第1位】 Arpophyllum giganteum‘Pen Valley’ 清水達夫
アーポフィラム属は中南米産の着生蘭で5種が自生すると言われていますが、私はこのgiganteumとやや小振りのspicatumの2種しか栽培したことはありませんが、最初に入手したのは両方とも山採り株でspicatumは時々咲きましたが、花穂が小さく面白くありませんでした。giganteumは7〜8年経っても一度も咲かず、邪魔になって両方とも処分してしまいました。今回選んでいただいたこの株はアメリカのPenn Vaiiey Orchidsの選別株で毎年必ず咲いてくれます。先月出品した株は横川さんが名誉会長になられた時に頂いたもので、こちらも毎年咲いてくれます。この冬は置き場の関係で横川さんからの株を明るい棚の上に‘Penn Valleyユの方を北側の棚下で過ごしました。二つの株の個体差はほとんどありませんが、今年は一つずつ花の大きさも花穂の長さも当然ですが、棚上の株のほうがよくなりました。また開花時期も一ヶ月差ができました。 例会場で何人かの方に「うちのは咲かないけど、どうすれば咲きますか?」と聞かれましたが、個体の問題で咲き易い株と入れ替えた方がよいのでは、としか言えません。7月の見学会で見学の蘭屋さんに、私のよりずっと立派な株があります。個体の差か栽培技術の差かはわかりませんが、分け株もまだあると思います。入手希望の方は是非参加してください。
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