4月22日:第4日曜日
於:東医健保会館

 若葉の芽吹く街路樹を通り抜け、爽やかな季節だが今日は風が強い。途中手に下げた花を気遣いながらの出席、四月例会は信濃町の東医健保会館で開催された。
今日は高森蘭植物園の谷亀高広氏による講演「地中海性気候に適応した地生ランについて」の講演がある。松澤副会長の遺株の株市パート2(先月はカトレアが多く、今月は其の他の属種で何が出てくるか?)がある。
 
谷亀氏の講演
デジタル・プロジェクターを駆使しながらの説明
明快でテンポのいい話術で出席者を魅了する
 
 谷亀氏は唐澤先生のランミュージアムで、ランの実践研究をされている学芸員である。ご研究テーマでもある<地中海性気候に適応した地生ランについて>のお話、「地中海性気候とは何か」、「地生ランの4大産地」、「地生ランの栽培方法」、「地生ランの入手方法」と4項目に分けて話を進められた。
 降水量600mm、平均気温15℃、最寒月平均3℃以上18度未満、という地中海性気候の特徴について話された後、「ヨーロッパ・地中海地域」「南西オーストラリア地域」「南米大陸西岸南緯30〜40度地域」と広域に亘る地生ランの話には、大変短く感じられた90分であった。
 今月の例会は、故松沢氏の場内溢れる遺株の株市が、2時間半に及び事業委員総出の競で、清水委員長の声も枯れんばかりの奮闘であった。
   
 
株市を競る事業委員の皆さん
 3月に続き、今月も松澤さんの遺品株の残りを株市された。今回はカトレア以外の多岐にわたる属種で、栽培法にも鉢植え、木枠植え、ヘゴ、コルク、円筒吊るしと故人の多彩な育成法が伺えた。
今月も大幅に時間超過で「出品花解説」を割除して入賞花の表彰があり、4時半を過ぎての解散となった。
(K)
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