10月21日:第3日曜日
於:東医健保会館
関東では連日三陸沖からのやませが吹き曇天続き、しかし今日の例会日は久し振りの秋晴れ、微風で神宮の杜も午後の秋空が美しかった。信濃町東医健保会館で10月の例会が開催された。
会場から見る神宮の杜、午後の秋空
稲守氏の講演
今月の催しは、稲カンパニー代表取締役稲守敏朗氏による講演「ボルネオの蘭、撮影
日記」と題する話。ボルネオと言えば、ニューギニアと並んでまだまだ未知のランの宝庫、ランマニアにとっては、応えきれない垂涎の地である。氏は植物学者アンソニー・ラム氏との出会いでボルネオのランに魅入られ、10年近くをかけて多数のビデオ映像と600枚を超える現地のラン写真を貯え、来年早々の銀座松坂屋での第49回洋蘭展でもこれらの展示があるという。
今日はそれらの映像を投影して、高地雲霧林の岩場から低地泥炭湿地のマングローブに着生するランまで、ラン探索の話から現地の野生ラン保護の話まで二時間に及ぶ熱演、貴重な話が聞けた。
<例会風景>
会場は満艦飾
花に埋もれ歓談
花談議
栽培法を語る栽培賞受賞の山田さん
カトレア類ではC.labiata、maxima、L.pumila、perriniiなどの競演が華やかだった。
蘭友会には珍しい原種‘えッ!これもラン?’という花が出品される。虫メガネで見るような花・・・、最近はこうした珍品が人気投票で入賞する。今月は撮影担当がアットランダムコーナー用に撮影した株が入賞花や珍花賞で表彰されてしまった。
この時期外吊りの株を取り入れ温室が満杯になる、その為か10・11月例会は銘品が多く出て株市が賑わう。出品花の解説を聞いて4時閉会。
(K)
◆過去の例会報告はこちら
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