アッと蘭だム!


このコーナーでは、例会に出品される展示花の中から、誰も振り向かないかも知れないがとても珍しい形態の花、栽培が難しく今回限りの期間限定公開になるかも知れない花、ごく一部のマニアックな人だけが興味を示すような花、そもそも花がついているのかどうかわからない???そのような、人気投票の対象にはなりにくい花、言い換えれば蘭友会会員の趣味の深さ(行き着くところまで行ってしまったとも言うが・・)の真骨頂とも言える花を、さらに担当者の独断と偏向的興味に基づいて取材し展示しています。
例会の展示テーブルではわけのわからない花でも、写真になってゆっくり見ると
「おおっ!!」となるような美形になったり、ますますわけのわからないものに見えたり
・・・・題して「出品花、アッと蘭だム!・無作為抽出ご免被る!!」 選ばれた花ははたして名誉なのかどうか、そのような評価もご覧になる方々の蘭に関する深い造詣とウンチクにお任せ致します。
平成15年2月の例会から (今月の担当:小島 朝男)
1:Baptistonia echinata 峯田美智子

Onc.の近縁属。1986年のころ個体名"Bee"というメリクロン株が出まわったが最近はあまり見かけない。まさにミツバチが群れ集まった状態に見える。


Baptistonia echinata
2:Den.SP.マレーシア ハイランド 笠原隆義

マレーシアのDen.SP。デンドロの仲間は無限でSPものが次々に発見されている。
cumulatumを大輪にしたようなピンクの花が一輪、古いバルブの先に付いていた。


Den.SP.マレーシア ハイランド
3:Den.SP P.N.G. 笠原隆義

フロックス系のSPは過去にもいろいろありましたが、この鮮やかな色彩はあまり目にした事がない。にごりの無い鮮やかな赤色が美しい。



Den.SP P.N.G.
4:Den.luteorum 小島朝男

このDen.も色彩が魅力だ。写真では白っぽく見えるが実物は黄白色の温かみのある花 だ。 初期の世界らん展で入賞したのを見たことがあるが、その後メリクロン株が出て入手 し易くなった。



Den.luteorum
5:Asctm.christensonianum 岡本隆一

小型のAsctm。薄いガラス細工のようなピンクの花が密集していて美しい。ワーディアンケースで栽培しているミニ洋蘭の仲間に一つ加えたい一品。



Asctm.christensonianum
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