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二年ほど前、まだお元気でいらしたDen.に詳しい露木尚治さんが田中良高先生のWILD
ORCHIDS IN MIANMARの本を手にされ「斉藤さん、この本どう?」と手渡してくれた表紙のV. coeruleaの迫力に圧倒され自生地にはまだこんな状態で残されているのかと息を呑みました。裏表紙にかえしたとき、そこには私の大好きなランのひとつ、Den.
chrysocrepisが!透き通った黄色に鈴のようなリップ。これがミャンマー固有のものであること、そしてPaph.
bellatulumと自生地も花期も同じと知りました。ページをめくる度に写真の素晴しさに感動し、できることならば早い機会にミャンマーを訪れてみたいと思いました。今回の田中先生のミャンマーのツアーはまさに私の願いをかなえてくれるものだったのです。どんなことがあっても参加すると決めました。 |
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やっと見つけたDen. chrysocrepisの山での蕾つき自生株とインレー湖畔で見た開花姿
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グループが初めて見つけたベラチュラムとちょうど開花期でよく見かけたホリドータsp.
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学校に戻りもうひとつの大きな目的である学校建設の資金、時計、文具などを寄贈して再び牛車に揺られ山を下ります。出発地に戻ったのはもうすっかり暗闇でしたが村人たちは牛車の私たちを、にこやかな笑顔で、迎えてくれました。 |
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孤児院のこの子らに持参の品を贈る
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二日後の三泊したインレー湖上のシュエインターホテル、アン・レストランの野生ラン植物園にレンガのかけらと炭の鉢の中に咲いたchrysocrepisに出会えたのはラッキーでした。
「あなたに逢いにきたのよ!」と、愛らしいものへ私の熱い思いを伝えた事はいうまでもありません。 |
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2006.5.27〜6.3 ミャンマー
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