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会員:香川義熙
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「光の当て方」
第1回目は「露出」について書きました。
第2回目は「光の当て方」です。
写真を撮るには光が必要ですが、昔と違って現在のカメラは蝋燭の明かりでも撮影できます。とは言ってもよい写真を撮るには条件のよい採光が欲しいのです。光(光源)の種類にも太陽光(自然光)と人工光があり、カメラのホワイトバランスのところに説明があります。その取り入れ方には順光や逆光がありますが、中間には半逆光や側面光、そしてレフ板での反射光などを使います。よい写真を撮るには採光の扱い方が重要な決め手になると考えてください。
出来るだけ太陽光(自然光)で、強光は避けましょう。
直射日光で撮ると写真の陰影が極端で、画面が硬くなります。報道写真は別にしてプロの写真家は余程のことがないと、ストロボは使いませんが使う時には、中間にビニール状の乱反射遮光紙を使います。私も窓から採り入れる日差しにはプチプチ・ビニールを間に入れます。(右写真)
次に撮影目的によって、例えば咲いた記念にカタログのような花を撮るなら、順光で撮影してやりましょう。その場合でも光が満遍なく当たっているか? 人間の目は当てになりません、よく確かめて下さい。蘭友会の入賞花撮影は場所の関係もあって、大抵の場合側面光または半斜光です。そのため反対側に反射板(レフ)を置いています。ランの場合ときには下垂花があります、そんな時には下から手鏡にビニールを乗せて反射光を当ててやります。
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このC. jenmaniiも左の開花記念写真は、ほぼ順光で素直に花姿が写せている。一方右の逆光の方は作為的でややシャープな映像に見えないでしょうか?
花を見ているうちに、ランの怪しげな美しさに魅せられて、「ひとつ撮ってみようか?」と創作意欲が湧いてくることがありませんか? そんな時には、その魅力を感じたところを切り取って(鋏ではありませんよ、画面の上で)その部分を如何に表現してやるか。そんな場面(部分)を誇張して映像化するには、逆光・半逆光で撮ると効果が上がる場合が多い。花の写真に限らずプロの写真を見ると、逆光写真が如何に多いかに気付かれると思います。
そんな思いで撮った私の拙い写真(逆光撮影)を幾つか見ていただけるでしょうか。 |
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如何でしょうか、逆光でランを再発見して頂ければ嬉しいのですが、私の一人よがりでしょうか・・・。
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(第2回)
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