歴史的には、1854年に著名なフランスの蘭コレクターのMr.
Pescatoreによって C. maximaと分類され、最初に発表された。 やがて、新種として、Mr. Pescatoreの蘭の世話をしている有名な園芸家のMr.
Luedemannに献納されたのが名前の由来である。
C. lueddemanniana .tipo
この種はベネズエラ固有の蘭で、地理的には北緯10°−11°、西経66°−70°の間に生息している。 大きくは海岸地域と山間部との2つに分かれて生息している。
生息地は低地で暑く乾燥した環境である。生息地の温度は最低18℃−30℃、日中は30℃まで上昇し、夜間は18℃位まで温度が下がる。
海岸性の個体群は海に面した北の山の斜面に分布し、海抜500m付近に多く生息する。 一方、山間部性の個体群は海抜400m−700m付近に生息している。
多くは低地のトゲのある低木に着生しているが、中には乾燥した環境に適応して、円柱状のサボテンに着生している個体もある。
大きなコロニーは低木の高い所に着生し、風通しのよい乾燥した環境を好み、少なくとも日中は直射日光の下にさらされている。
自生地の環境(Cattleya lueddemanniana:Carlo Aulisi より転載)
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