写真の株は06年6月例会に渡辺きよ子さんが出品された株である。現在私の手元にある株は、93年6月に購入したもので、一時は3芽に殖え、見ごたえのする花を咲かせてくれた。2年前に植え替えをしたところ、ご機嫌が悪くなり、2芽が枯れ込んでしまった。現在、ようやく元気を取り戻して、新しい芽が出始めたところである。
Aeranthes属は30種がマダガスカル、コモロ諸島、マスカレン諸島に、2種が熱帯アフリカに分布する。属名はギリシャ語のAer(air,
mist)とanthos(flower)から成り、この属の着生する習性、繊細な花(air-flower)、湿度のある自生地に言及している。
蘭展や月例会の展示ではA. arachnites, A. henrici, A. ramoseなどが見られる。