V. lamellataはフィリッピン群島及びボルネオ北部原産。花径は3〜5cmと小輪であるが、側萼片の上半分は白色、下半分には栗褐色の斑点が入る。唇弁の中裂片には紫色の斑紋が入る。全体として「はんなりとした」という京言葉がぴったりとする、上品で華やかな雰囲気を醸し出す。1838年にJohn
Lindleyによって記載された。
Vanda属は1795年にW. Jonesによって確立された。インドからフィリッピン、台湾、ニューギニア、オーストラリアにかけての広い地域に50種ほどが分布する。分布域が広いため、生育環境が変化に富み、栽培条件は種によって異なる。