Cattleya
mossiae カトレア モッシェ
Cattleya mossiae C.Parker ex Hook., Bot. Mag. 65: t.
3669 (1838)
.
Synonyms
Cattleya wageneri Rchb.f., Bonplandia (Hannover) 2:
21 (1854).
Cattleya labiata var. reineckeana Rchb.f., Bonplandia
(Hannover) 4: 327 (1856).
Cattleya reineckiana Rchb.f., Bonplandia (Hannover) 4: 237 (1856).
Epidendrum labiatum var. reineckeanum (Rchb.f.)
Rchb.f., Xenia Orchid. 2: 30 (1862).
C.mossiae (カトレア モッシェ)の自生地はヴェネズエラ北部カリブ海に近い山脈に沿った標高800m〜1500mほどの山地にあり、多くは落葉樹に着生している。地図を参照してみると北緯10度線と重なっていているのがわかる。カリブ海から暖かく湿った空気がこの山地を支配しており朝晩大量の霧が発生する地域であるといえる。日中の温度は12℃から27℃ほどであり、夜間はこれより更に冷え込む。
C.mossiae(カトレア モッシェ)は年一度咲き、12cm〜23cmほどの大きさ、花茎2〜7輪付ける。花色は豊富で現地では“Flor
de Mayo” (May Flower) ‘5月の花’と言われヴェネズエラの国花でもある。日本では晩春から初夏にかけて咲くことが多い。
種名mossiae(モッシェ)はこの種を初めて咲かせたMrs.Mossに因む。