Japan Amateurs Orchids Society

2018年1月原種紹介

Cyclopogon congestus (Vell.) Hoehne 1945

Cyclopogon congestus (Vell.) Hoehne 1945 Cyclopogon congestus (Vell.) Hoehne 1945 Cyclopogon congestus (Vell.) Hoehne 1945

 今月の表紙の花は清水会長出品のCyclopogon congestusです。詳しいことは判らないとのことなので調べてみました。松本洋蘭園のラベルが付いていたので園主の松本氏に伺ったところ、2年前にブラジルから少数株取り寄せた地生蘭とのことである。 Cyclopogon属はメキシコ以南の中南米から南米ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイまでの広い地域に分布している地生蘭で89種が記載されている。ネジバナ属の近縁種とされる。 Cyclopogon congestusはパラグアイで発見されたが、ブラジル南部、アルゼンチン北部、ウルグアイなどに分布する、ネジバナによく似た地生蘭。例会ではあまり見ることはない。 出品された株の詳細は不明だが、2号プラ鉢の小さな株から2花茎が上がっているので株が大きく成長すれば先行き楽しみであろう。なお、この株は個性的な香りを強く拡散していた。 データ 花茎:27cm NS:5mm×12mm 21輪付き

2018年1月21日 サンシャインシティ会議室  栽培:清水達夫 記・撮影:佐藤 攻

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