2022年3月人気投票の結果

小型株第1位

Aerangis fastuosa　笠原隆義　この株は2019年に昭和記念公園で行われた、JOGA蘭展の時に中藤洋蘭より購入したものです。小型の花付き実生株で、株の割に白く大きな花が目を引きました。何株かある中で花形が良く、葉が大きな株を選びました。夕方になると良い香りがするのに気が付きました。
　水苔の鉢植えでしたが、長い距が鉢に当たるので、花後、山がある公園に勤めていた時、台風で折れた杉の幹を薄く加工した物があったので、水苔を少し着け、板付に植替ました。原産地はマダカスカルで、森林の枝に着生してるとのことで、温度は10℃以上、遮光50%、水やりは板付なので多め、肥料はきまぐれにハイポの1000倍液肥、固形のオマカセ、マグアンプを株元に押し込んでいます。板付にしてから成長は順調で、毎年花が付き花数も増え、根もよく出ています。数年前ドーム蘭展で、マダカスカルの蘭や変わった植物を持って来た、マレーシアの蘭業者でもある中国人の友人からsp.で入手した株も花が咲き、同品種であることがわかりました。その株は鉢植えで少し成長が良くないので、同じ杉板付に変えようかと思っています。
　たくさん投票していただきありがとうございました。

大型株第1位

Epidendrum stamfordianum　清水達夫　Epi. stamfordianumはメキシコをはじめ中南米に広く分布しています。暖かい気候を好み栽培は容易です。広い地域に分布するため、花色の変異も多く、今回のこの花はリップの色がピンクで美しくピンクタイプと呼ばれているものです。生育中は根を鉢の外にたくさんのばします。花はエピデンドラムには珍しく、カトレヤのワルケリアナのように完成したバルブの根本から花梗を伸ばして多くの花をつけます。花梗が伸びてきても、たくさんの根に紛れて、花が咲き始めるまで気が付かずに、毎回支柱をするタイミングを逃してしまいます。
　今回は投票していただきありがとうございます。