Coryanthes (trifoliata x bueramensis) が咲きました。
Cory. は花が奇形でバケツ蘭と称され、中南米に自生する着生蘭とのこと、開花期間が3日間ほどのため、なかなかお目にかかれません。
今まで原種を栽培しましたが(掲示板2020年6月27日 cory. misasii と7月18日 cory. macrocorys に投稿)交配株は初花で、5月の蘭友会らん展インサンシャインシティ―にて入手した株が、今開花しました。あと一つ花芽らしき突起が見られます…。
原種の Cory. trifoliata も Cory. bueramensis も黄茶色系で色彩・柄に派手さはありません。
特徴は今までの原種が1茎2花(花径10~12cm)でしたが、この交配株は1茎4花(花径6cm)の中型になっています。これからどんな交配株が出現してくるのでしょうか…。
まずは前年数株を冬越しさせられなかったので、何とかうまく春を迎えたいものです。
なお、「過去の原種解説・2002年4月の今月の花」で三宅氏による花の構造の詳細が掲載されており、面白く参照させてもらいました。
写真・文:野中定彦