米国南部からメキシコ、中米に自生する地生ランです。この属には4種が認定されています。ここで紹介する2種のDichromanthusはメキシコの首都圏近隣でよく見かけるランです。Dichromanthus aurantiacusはメキシコ市を囲む外輪山の外側に広がるメキシコ州、モレロス州等の樫や松林の草地で見ることが出来ます。また、 Dichromanthus cinnabarinusはメキシコ市の外輪山を南方向へ上る途中の国道脇の草むらに群生しているのを見かけます。
Dichromanthus aurantiacus(ディクロマンサス アウランティアクス)(Lex.)Salazar & Soto Arenas 2002
米国テキサス、メキシコ、グアテマラの標高1,800~2,200mに自生します。夏から秋にかけて開花します。
Dichromanthus cinnabarinus(ディクロマンサス シンナバリヌス)(Lex.)Garay 1982
メキシコからグアテマラ、エルサルバドール、ホンジュラスの標高800~3,000mの丘のスロープや渓谷等に自生しています。
不許複製・無断転載禁止