この株は、数年前に国際園芸さんのカタログ写真を見て、面白い花だなと思い購入した株です。毎年、咲きますが、今年は9個のつぼみが着いて、全て咲くことを期待していましたが先端の2個がシケてしまい、7輪の開花でした。それでも写真のようになかなか見栄えのする花です。花のサイズはN.S.約6㎝で、距がアングレカム系のように下側に伸びる形と違い、花弁の後ろにピンと伸びる形が特徴的な花です。草姿はバンダと同じで、リーフスパンが約60㎝もあり、花が咲いていないときは、ほぼバンダです。
栽培は、周年、室内の出窓に吊るして育てています。水やりは、朝晩の葉と根へのシリンジを基本にしていることと、昨年からバケツ様の容器に薄い液肥の入った水溶液を用意して毎朝、根を1時間程浸すようにしています。成長は遅いですが、この方法での栽培は調子が良いようです。
6月例会に持参しようと思いましたが、他の花で車が一杯で出品できなかったので、「こんな花が咲きました」ということで、紹介させていただきました。
栽培:撮影・記:冨澤 實