高円宮妃殿下ご臨席のもと、開会の挨拶を述べる蘭友会清水会長

東京都知事賞 朝倉繁實 個人出品
Coel. nitida fma. lemoniana 'J&L'
 
沖縄美ら島財団賞 斉藤正博 全日本蘭協会
Renanopsis Lion's Splendor 'Riverside'
 
 
蘭友会会長賞 冨澤 實
C. schilleriana 'Mihama'
 
豊島区長賞(日本の蘭人気コンテスト)
富澤正美 東京山草会 クロカミラン
第55回蘭友会らん展inサンシャインシティの報告
 
 5月28日(木)から5月31日(日)までの4日間、池袋のサンシャインシティで蘭友会主催、日本洋蘭農業協同組合(JOGA)協催、東京都などの後援で第55回蘭友会らん展inサンシャインシティが開催されました。28日のオープニングセレモニーには高円宮妃殿下のご来臨を賜り、中村副会長の司会で始まりました。蘭友会清水会長の挨拶の後、協催の日本洋蘭農業協同組合合田組合長、来賓の豊島区三田教育長からご挨拶をいただきました。
 今年のらん展のテーマは「日本の蘭とその世界」でしたが、高円宮妃殿下には、清水会長、合田JOGA組合長、山谷名誉会長のご案内・ご説明で、展示された花はもとより今回の特別展示「日本の蘭〜自生地の様子〜」「日本の蘭“人気コンテスト”」「古典園芸富貴蘭席飾り」、草月会東京南支部の皆さんによる生け花展示「蘭で遊ぶ」などをゆっくりご覧いただきました。 花の咲いている株が少ない初夏のらん展ですが、会員はもとより友好団体の方々、出店業者の皆さんのご協力で多くの種類の出品があり盛大かつ華やかならん展となりました。
 
 
 写真展「日本の蘭〜自生地の様子〜」では、会員の中山博史、三宅八郎、両氏の撮影したハクサンチドリ、アツモリソウ、モイワランなど自生地の写真を展示し、「日本の蘭“人気コンテスト”」では、開花中の日本に自生する蘭を多数展示し人気投票を行いました。また、春秋園さんのご協力で日本独特の園芸文化「古典園芸富貴蘭席飾り」を紹介しました。昨年に引き続いて、特別企画「みんなでらんを育てよう」に参加した豊島区の小学校から蘭の絵や写真(自分たちで栽培したもの)の展示もありました。
 東京オーキット・ナーセリーと太陽園芸の2社から苗の提供を受けたので、ネパール大地震への支援として200円以上の寄付をいただいた方に株を配布しました。その結果、募金合計59,282円を日本赤十字社募集「2015年ネパール地震救援金」宛に寄付いたしました。
 
 
 
 
 来場者数は、昨年同様おとなりで夏花展、向かいで沖縄物産展が行われたせいもあって大変多く、盛況でした。都知事賞、会長賞をはじめとする入賞花は別掲を参照下さい。
 来年もより充実した内容でらん展を行いたいと考えておりますので、会員の皆さんのご協力をお願いいたします。
付記:らん展入場者数は4日間合計11,818名
記:滋野 智賢

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