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このコーナーは、月例会に開花が間に合わなかった、花命短くてすぐに枯れてしまった、大きすぎて搬入ができなかった、あるいは花が多すぎて持ちきれなかった等の事情で、みなさんに見ていただくチャンスを逃してしまった花々の、再デビュー舞台です。

Stelis alleni

Stelis alleni

Stelisはメキシコから西インド諸島、南米は北部からボリビアまで広い範囲に生息する、Pleurothallisの近属で、グラジオラスやキンギョソウのように、花枝に下から上へ順番に開花してゆくのが特徴のようだ。中高地で育ちやや冷涼を好み、花命はせいぜい４～５日だが、ステムの先端まで咲ききる間２・３週間楽しめる。
２００１．６月の蘭友会新宿三越展で購入し、翌年の１月には初花を見て、秋１０月にも開花。以来年間２回ほどの不定期咲き、ステムが２本・３本と増えてきて、今回はなんと１１本が立ち上がった、その姿は関が原に陣取る幟旗の林立する様には見えないだろうか。
撮影は６月２日、例会日の中間で咲く皮肉をＨＰで見ていただきたく投稿。　

栽培：撮影　　会員　香川義熙

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