【大型株第1位】
C. trianae 'Nana' SM/JOGA 海老原成雄
トリアネーの自生地は、南米コロンビアのアンデス山脈地方、標高600〜1500mの山中です。 種名は発見当時の植物学者、トリアナ博士に因んでいるようです。 トリアネーは、優雅で気品に満ち溢れ、他の原種カトレアに比べその美しさは群を抜いていてその花容の美しさから、コロンビアの国花と指定されています。 さらに今では、自生地の自然破壊や乱獲により「絶滅のおそれのある野生植物」としてワシントン条約第1類に指定され、国際取引が禁止されています。日本では戦前から輸入され多くの品種が栽培されています。栽培に関しては特別な個体を除き比較的丈夫で育て易く、繁殖力も極めて旺盛で困難な要素はみられないようです。 この株は10数年前に'Sladen'×X coeruleaの実生株として入手しましたが、比較的良花が咲くようでしたので、その後当会のグロワーズ株として、ブラジル在住の友人故S氏から輸入し、頒布した経緯もあります。 8年前には、JOGAのメダル審査にもトライして、当時トリアネーとしてはハードルの高かったシルバーメダル(SM)を83pで入賞することができました。
今回も多くの方に投票を頂き、ありがとうございました。。
【大型株第1位・栽培賞】
Max. fulgens 高橋洋三
人気投票で第一位に選んでいただきありがとうございました。 この株は95年ごろにブラジルに在勤していた友人から譲っていただいた株です(Panama産)。非常に成長旺盛な株で根元から新芽が出て成長する一方で、古い バルブからも新芽が出て上へ上へと伸びていきます。 植え替えは根がびっしりと伸びていますので、これまではすべて鉢増しでやってきました。水が大好きなようで夏は念のため山上げしてきましたが、ご機嫌のようです。不定期に開花して凡そ2年に3回位は開花するような気がします。今回の咲き方は我が家ではほぼ満作ですが、これを機により栽培に工夫を凝らし、びっしりと花のついた状態を皆さんにご覧いただけるよう精進していきたいと思います。