No.017
題名:Twins その1

拙宅の栽培環境はベランダにワーディアンケースというインフラなので、植物体の方でも遠慮をするのか、よほど小型の蘭以外は一度に3輪以上花がつくことはめったにない。だから、例会で温室持ちの出品者が出してくる見事な作りの開花株を見ると、とても羨ましい。しかし、1輪、2輪ずつしか咲かないのであれば、一輪ずつをよく観察し、花、一つ一つの個性を鑑賞するという楽しみかたもある。ここでは、2輪ずつ開花した、あるいは2輪ずつしか咲かなかった花の写真を集めてみた。  2輪咲きの場合、一つは正面を向き、片割れは横を向くか半開きかあるいはうつむくか、咲き方にはいろいろなパターンがあるが、「2つ花」という被写体は、よほどフレーミングと被写体配置を考えないと絵が二つに割れてしまい、まとまりのないつまらない絵になってしまう。撮影ではライティングや被写界深度の設定に悪戦苦闘したが、習作としてははなかなか楽しいものでもあった。

種名:Cattleya intermedia
栽培 撮影:三宅八郎



カメラ:Canon EOS 10D
レンズ:Canon EF180mm Macro
ISO感度: 200
シャッター速度: 1/8
絞り数値: 8

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