No.036
題名:ラン花の擬態を写す 3題 その2「プリマバレリーナ」

Sigmatostalix属は南米アンデス山系2000m辺りの中高地に生息する、かなり小型のランである。花は蚊か蝿の大きさである。細い花茎に連なって咲く、電線に渡り鳥が止まったようでもあり、輪になって踊る小人の世界の風の盆のようにも見える。  この1輪の弾けた姿が面白く、折からの夕日をバックにそして太陽を大きく写し込みたいので、中間リング挿入。蚊のような花が花茎の先で、震えが止まらない、被写体ブレである。何度もシャッターを切って、胴体は止まって居るが顔がブレている。バレリーナーの動きを表す・・・などと、理屈をつけて・・・。

種名:Sigmx. auviculata
栽培 撮影:香川義熙



カメラ:Canon EOS Kiss-Digital
レンズ:Canon EF Macro-100
データ:F 2.8 AE +1.2/3 補正
自然光、反射光、Canon Extension EF25使用

Copyright(C)2000 JAOS All rights reserved.