Restrepia sanguinea Rolfe, (1894)

 今月の「表紙の花」は清水会長が出品されたRestrepia sanguineaです。
Restrepia属はメキシコからコスタリカ、エルサルバドル、ホンジュラスなど中米を経てベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルーなど南米に至るまで広い地域に点在しています。その多くは海抜1500m〜2800mの比較的高地(雲霧林)に自生していて、2013年時点で50種以上が確認されています。花は、葉の裏側から愛嬌のある特異な姿を見せる。典型的なクールタイプオーキッドですが、工夫次第で「暑い関東地方の夏」を越すことができる種もあるようです。
紹介するRestrepia sanguineaはコロンビア特産で、濃い色が特徴と言えます。
この株について清水会長にお聞きしたところ、「クール温室で10年以上栽培」していて「花期は秋から冬」にかけて咲く。「一度に多くの花は付けない」とのことでした。

栽培:清水達夫 撮影・記:佐藤 攻

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