この花は、Eria panneaのラベルで、新型コロナ禍前の横浜で開催されたJOGAらん展の展示で初めて見る花だったので、出品されていた大場グローバルプランツさんから購入した花です。
Kewで調べてみると現在の属名はStrongyleriaになっておりました。Eria panneaはシノニムになっており、シノニムとしては他にEria calamifolia 、Mycaranthes pannea、Pinalia calamifolia など8種の属種が紹介されていました。
インド・タイ・カリマンタン島・スマトラ島の中高地に自生する着生種で、花や葉など植物全体に白い綿毛が生えていて草丈は5cm~15cmです。
私が購入した時には、私にとって初めて見る花でしたが、FBにアップした際に教えてくださった方のよると、古くから栽培されているようで「鳥の足」とも言うそうです。確かに10㎝程の太い葉が3本で株姿は鳥の足のように見えます。
周年、自宅マンションの出窓で育てており株は良くできますが、日光不足なのか私の栽培では花が咲くのは1花茎2輪ほどで一斉には咲いてくれません。花茎1㎝程度の小さな花ですが、アップの画像でみる繊細な白い綿毛が花のオレンジを引き立てており、とても綺麗な花です。
2022年4月30日
栽培者・記・撮影:冨澤 實