この株は2011年9月市川の某農園より入手した株です。
自生地はメキシコ、グアテマラ、エルサルバドルからパナマの中南米地域で、標高300~1500mの開けたオーク林に着生するNS7~11cmの中型着生蘭で、オレンジやシナモンの匂いがします。
先般当会員になられた齋藤清氏の著書「 写真メキシコの野生ラン」にもStanhopea属12種のなか に、明るく艶のあるシャープなsaccataの写真が掲載されております。(168頁)
私の「栽培記録」によると、2013年6月に6茎18花咲が最多花数ですが、ほぼ毎年夏に咲いてくれおり、2015年7月例会には2花咲で出展しておりました。開花期間は3日で萎むのでStanhopea属のほかの花でも努力して出展したいと思います。
2022年6月30日
栽培者・記・撮影:野中定彦