今回紹介する花はPleurothallis rubellaです。
栽培者は会員の上田 鉄太郎さんで、ムンディフローラさんから頂戴した株とのこと。
まずはこちらの写真(図1)をご覧いただきたいと思います。とにかく、株もテーブルオーキッドレベルさながら、花もそれ相応に小さいのです!(3mm程度)
鉢のセンスも、ただプラ鉢でないのが好感度Upだと思います。
株の大きさは5cm程です。
(図1)全体像の写真
ではこんな花はどうやって写真を撮ったのか。
そこで写真担当のKさんが接写リングという武器を貸してくださいました。筆者は初めて使用しましたが、ここまで鮮明かつ拡大して撮れることに驚きました。
(図2 拡大写真)
そんな本種は、パナマやコスタリカ、エクアドルなどで局所的に分布しており、標高は1100m-1400mに自生している種のようです。上田さんも仰っていましたが、やはり暑さ対策は講じているようです。自生している場所からしても、やはり関東の暑さは厳しいということです。花に関しては。基本色は写真の花色がベースであり、個体差は赤色のスポットの入り方が異なってくるとのことです。こんな花を栽培してみたいと思っていただけたら何よりです。本種の掲載を快諾下った、上田さんには御礼申し上げます。
(蘭友会の良いところは、ただでさえ幅広い種類に対し、幅広く栽培されていることです。ぜひ、お困りの際は例会などにお越しください。)
栽培:上田鉄太郎 筆・写真:菊地翔太郎