2019年7月人気投票の結果

小型株第1位

Bulbophyllum frostii　斉藤たみ子　この株は縁あっていただく事になった株です。
　ラベルに2010年9月9日と記載されていますがそこからへゴ棒を継ぎ足し継ぎ足し大株に仕立ててこられたのだと思います。一花茎に3,4輪、木靴のような花を咲かせます。今の栽培状態は温室の窓側につるし水やりはやり過ぎないように、適当な日当たりと風が当たるようにしています。このまま、仕立てよく、さらに大株にと思っています。

大型株第1位・良個体賞

Dimorphorchis lowii ‘Poring-B’×self ‘PB-105’　笠原隆義この株は2002年にボルネオ、サバ州、ポーリンの植物園を見学した際、種を3種類頂き、ＡＢＣ三種の実生苗として育てた株のＢ株です。Dimorphorchisは２色の花が咲く一属五種の大変珍しい蘭です。開花まで約10年程かかりましたが、我慢して育てた甲斐があり、一般の自生地由来の花より良い花が咲いてくれ、満足しています。
　植物園で育てていた株なので、親の個体もよかったのだと思います。本来バンダ系で高温タイプなので、夏期栽培は平地で問題はありませんが、私の場合は軽井沢に山上げしています。キナバル山の1000m程の標高に自生しており夜温が下がる環境に合わせています。
　植込みは菊鉢に、底に発砲スチロール、上に水苔を軽くかぶせ、水やりは年間を通して多め、葉焼けしやすいので、50％位の遮光が必要です。肥料はモルコート、マグアンプなど混ぜ込んでおくと、毎年３月頃花芽が出てきます。
　沢山投票頂き、ありがとうございました