2021年11月人気投票の結果

小型株第1位

Paphiopedilum Wossner China Moon　冨澤　實　このパービ系交配株は、armeniacum x hangianumのハイブリット交配です。昨年、北軽ガーデンさん発行の月間リスト画像と品種解説を見て、購入した株です。月間リストの画像を見る限りでは、片親のarmeniacumを巨大化したような鮮やかな黄色の花で、本当にこのような花ならすごい花になると期待して購入しました。大抵は期待に反する結果に終わることが多いですが、この個体はドーサルに少しグリーン色が残りますが、花弁全体がほぼ黄色で期待どおりの花が咲きました。小型種のバービ系の株（葉）の大きさに比較して花が大きくNSが13.8cmもあります。例会で榊原氏にご覧いただいた際には、初開花でこのサイズなら、もっと大きく咲くようになるとのことでした。2021年9月の北軽ガーデンさん発行の月間リストにこの交配種で、すでに入賞している個体の画像が掲載されていましたが、NSが15cmもあったとのことでした。さらに大きな花を咲かせられるように大事に育てたいと思います。
　ご投票いただきありがとうございました。

大型株第1位

Paphiopedilum Majestic Snow ‘Sumida’ SSM/JOGA　清水達夫　この株は昨年の12月例会でも人気投票の3位に選んでいただきました。ホームページで確認できますが、昨年より大きく、白く、丸く咲きました。この交配は
Paph. Ice Age×Paph. Elfstone ‘Flatter’ でこの株のとなりに Paph. Elfstone ‘Flatter’を展示しましたが、このグリーン花の大きさに驚かれたと思います。NS16cmもあり白くフラットで大きなドーサルに注目して、白花との交配で大きな白花のパフィオが作られています。パフィオの白花と言えばメドースイートやサルティーがトップクラスであった頃を知っている人にとっては、よくここまで来たと隔世の感があると思います。
　この度は投票していただきありがとうございます。

大型株第1位

Paphiopedilum Emerald Future ‘Mitsuko’　山崎守勝　この花は東京オーキットナーセリーの銘交配で、いくつもJOGAでGMを取得しております。普段はあまり蘭園のセレクトには目を向けず、英国の由来のいい交配親になりそうなものだけを求めているのですが、インスピレーションを感じ、東京オーキットナーセリーの農場でピックアップしました。セレクトの理由は「一瞬の閃き」です。審査に出したところ、GM/JOGAを入賞し、ぜひこの花の臨場感を見てもらいたく例会に持参いたしました。このmalipoenseの血の流れをくむ巨大輪花と白花の構成を今後の交配で夢見ています。
（伝：個体名は山崎先生が敬愛される奥様の名前を付けられております。）