Japan Amateurs Orchids Society

2023年1月人気投票の結果

2023年1月人気投票の結果 2023年1月15日 東医健保会館
小型株第1位 - Coelogyne [Dendrochilum] sp (Mindanao) 武井直義

小型株第1位

Coelogyne [Dendrochilum] sp (Mindanao) 武井直義 この株は10年程前に、フィリピンミンダナオ島原産の Dendrochilum sp で購入しましたが、今回調べてみて Coel. (Dclm.) warrenii だとわかりました。購入時は開花時期ではなく、紛争地原産のめったに入らない珍しい株という園主のおすすめに従い、どんな花かわからないまま購入しました。標高1,000mくらいに自生しているとのことで、夏は涼しい場所に置いています。年間を通して湿度は高め、日当りの良い場所で管理すると毎年1月に咲いてくれます。成長が遅く、なかなか増えてくれませんが、板付けにしているためかどうかはわかりません。
 小さな地味な花ですが、お目にとめていただきましてどうもありがとうございました。
小型株第2位 - Aerangis hyaloides 笠原隆義

小型株第2位

Aerangis hyaloides
笠原隆義
小型株第2位 - Paphiopedilum Enzan Blenheim 'Kengtok' 石橋洋二郎

小型株第2位

Paphiopedilum Enzan Blenheim ‘Kengtok’
石橋洋二郎
小型株第4位 - Paphiopedilum sukhakulii 'Nobu.S.' 菅谷信行

小型株第4位

Paphiopedilum sukhakulii ‘Nobu.S.’
菅谷信行
小型株第4位 - Broughtonia Jamaica Jester 武井直義

小型株第4位

Broughtonia Jamaica Jester
武井直義
小型株第6位 - Rodriguezia decora 冨澤 實

小型株第6位

Rodriguezia decora
冨澤 實
大型株第1位 - Paphiopedilum Majestic Snow 'Sumida' 清水達夫

大型株第1位

Paphiopedilum Majestic Snow ‘Sumida’ 清水達夫 この株は2020年2月の三島のパフィオペディルム鑑賞会でSSM/JOGAになりました。以来蘭友会例会の人気投票でも2020年12月3位、2021年11月1位、2021年12月4位、そして今回は1位に選んでいただきました。皆様もパフィオペディルムの大きな白花はお好きなようですね。この交配は Paph. Ice Age×Paph. Elfstone ‘Flatter’ で東京オーキッドの作出です。Paph. Elfstone ‘Flatter’ はアメリカのオーキドゾーン社が作ったグリーンの巨大輪花でNS16cmもあります。白くフラットで大きなドーサルを持ち、白花との交配で大きな白花のパフィオが作られています。パフィオの白花と言えばメドースイートやサルティーがトップクラスであった頃を知っている人にとっては、よくここまで来たと隔世の感があると思います。この度は投票していただきありがとうございます。
大型株第1位 - Cattleya quadricolor×sib 冨澤 實

大型株第1位

Cattleya quadricolor×sib 冨澤 實 この株は、ワカヤマオーキッドさんより交配苗を購入したものですが、購入時期は数年以上前と思います。交配親は(f. alba ‘No6’×f. flamea ‘Ayano’ SM/JOGA)です。
 この株は匍匐系が伸びるため、一般的な鉢植えではすぐに鉢からはみ出るので、2020年3月に盆栽用の浅鉢に水苔で植えてみました。この結果が意外にも調子よく育ち、昨年末には13バルブにもなり、すべてのバルブに花がつきました。この種は花茎が細く花が下向きに咲くので、支柱を使ってできる限り見栄え良くなるように仕立ててみました。花のサイズは7〜8㎝と小さな花ですが、形が整ったセミアルバタイプで綺麗な花だと思います。 
 この種で13輪も一度に咲くのは珍しいのでみなさんの目にとまったのではないかと思います。投票していただき、ありがとうございました。
大型株第1位 - Ida gigantea 清水達夫

大型株第1位

Ida gigantea 清水達夫 この株は3年前の秋に榊原氏に頂きました。「Sudamelycaste fimbriataで入荷しているが、株が異常に大きく違うかもしれないが作ってみませんか」と言われました。葉が真っ直ぐに立ち、株姿も花も昨年の12月例会に出品した Ida fimbriata ‘Sumida’ とは明らかに違います。1月号ニュースの写真と見比べてください。今回の株は草丈が85cmもあり20輪咲きましたが、ステムは弱く自立しません。花のステムも35cmもあります。Henry Oakeleyの「Lycaste, Ida and Anguroa」で調べましたが、どうもIda giganteaが正しいのではないかと思います。投票していただきありがとうございます。
大型株第4位 - Calanthe vestita 'McWilliamsii' HCC/AOS 唐木善孝

大型株第4位

Calanthe vestita ‘McWilliamsii’ HCC/AOS
唐木善孝
大型株第5位 - Cattleya trianae 'Ryo' AM/AJOS 坪井良二

大型株第5位

Cattleya trianae ‘Ryo’ AM/AJOS
坪井良二
フレグランス賞 - Cattleya walkeriana f. coerlea 髙﨑富雄

フレグランス賞

Cattleya walkeriana f. coerlea
髙﨑富雄
GC開花賞 - Cattleya trianae (G.C. 13-04A) 鈴木隆夫

GC開花賞

Cattleya trianae (G.C. 13-04A)
鈴木隆夫
記録作成:丹羽一樹 入賞花撮影・協力:冨澤 實 菊地翔太郎
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