写真・解説文:齋藤 清
現在、205種がKEWにより認定されています。メキシコから中南米に広く分布しています。雌雄の花を持つ属はランの中では数が少ないのです。円錐状の大きなバルブと薄く大きな葉を有します。
落葉後、冬季には休眠します。
Catasetum integerrimum – macho(カタセトゥム インテゲリマム―雄花)Hook. 1840
Catasetum integerrimum – hembra(カタセトゥム インテゲリマム―雌花)Hook. 1840
メキシコから中米諸国に分布していて標高0-1,500mの樹木に着生しています。単性で雌花と雄花があり4月から11月に開花します。バルブは20cm程に成長します。現地の人はカタセトゥムのバルブを薬用として利用します。
Catasetum laminatum(カタセトゥム ラミナトゥム) Lindl. 1840
メキシコの固有種です。オアハカ、ゲレロ、ミチョアカン州の比較的低地の落葉樹に着生しています。花期は夏です。
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