今月の表紙の花は清水達夫会長出品のEpidendrum hugomedinaeを取り上げてみました。
Epidendrum属はCattleyaの近縁として知られていますが、自生地域は中米メキシコから南米アルゼンチンまで広く分布し、熱帯から亜熱帯の低地性タイプ、クールからコールドの高地性タイプが知られています。
紹介するEpidendrum hugomedinaeはエクアドルの1600m前後に自生する着生種で、夏場の暑さに弱いので冷房温室で栽培とのこと。花容の変化は少ないようですが、普通種はリップに赤いスジが入る花が多いが取り上げた個体はセレクト品の白花でした。花1輪の大きさは7,8mmの小さな花ですが株が大きく成長すると花も大きくなるようです。
栽培:清水達夫 撮影・記:佐藤 攻