今月の表紙の花はBulbophyllum fascinatorを選んでみた。
Bulbophyllum fascinatorは、マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島、およびフィリピンなどが主な自生地である。大きさは、およそ2cm×15cmほど。花容の変化はあまり無いが、セミアルバタイプの美しい花もある。
ほかのBulbophyllumと同様に湿潤で温暖な気候を好む。半面、強い日差しに長く当てると葉焼けを起こして衰弱してしまう。我が家のコルク付け株について、夏場は遮光を強めにして水やりは朝晩の二回。冬場は、すこし乾かし気味に作っている。
今月の例会では、珍しく4株の出品があったので、それぞれの株を見ていただきたい。その中でもコントラストがくっきりとした、ひと際目立った花が上野氏出品のsemialba ‘Southern Cross’ AM/JOSである。3輪の花をつけていたが、大株にしてたくさんの花を付けたら、さぞかし見栄えがするに違いない。
semialba ‘Southern Cross’ AM/JOS 栽培:上野幹雄 | 栽培:鈴木隆夫 |
栽培:佐藤 攻 | 栽培:冨澤 實 |
栽培:上野幹雄・鈴木隆夫・冨澤 實・佐藤 攻 撮影・記:佐藤 攻