今月の花は、小野やよい氏出品のEpidendrum hugomedinaeを選んでみた。Epidendrum hugomedinaeはエクアドルの南東部の標高1600m付近で発見され、2004年に記載された。
自生地の標高からからみて比較的冷涼な気候を好むタイプの花のようであるが、関東の暑い夏にも耐えられる強さもある。咲き方は、バルブの頂部、葉の付け根から花茎を伸ばして、1cm前後の花を密に付ける。白を基調とする花色が多いが、ピンクやグリーン系も見られるようだ。また、中にはとても良い芳香(ジャスミンの匂い)を放つ株もあるという。
2019年11月17日 東医健保会館にて
栽培:小野やよい 記・撮影:佐藤 攻