Japan Amateurs Orchids Society

2020年8月原種紹介

Gomesa longipes (Lindl.) M.W.Chase & N.H.Williams, 2009

Gomesa longipes (Lindl.) M.W.Chase & N.H.Williams, 2009
Gomesa longipes (Lindl.) M.W.Chase & N.H.Williams, 2009

 今月の表紙の花は竹花隆幸氏出品のGomesa longipeを選んでみた。黄色い色はよく目立つ色で、たとえ小さな花であっても人目につきやすいものだ。この花もよく目立っていたが、3センチ大の大きさである。
 この種は、鉢植えにすると数年で枯れてしまうことが多いが、木付けにすると機嫌よく成長してくれるようで、取り上げたこの株も木に付けてあり10数輪の花を付けていた。思い出したのだが、第57回サンシャインらん展に出品された大和田武士氏(いわき蘭友会・当会会員でもある)のlongipesはコルク付けの見事な作りであった。参考にされたら如何か。 主な自生地はブラジル南部からパラガイ、ウルガイ、アルゼンチンにかけて多くの地域に分布している。
 Kewでは近年属種名の大幅な見直しが行われ、Oncidium,Gomesaについても多くの変更が行われた。Oncidium系の原種の表記については注意が必要である。

2020年8月16日サンシャインシティ会議室にて


栽培:竹花隆幸 記・撮影:佐藤 攻



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