Japan Amateurs Orchids Society

2022年3月原種紹介

Dendrobium trantuanii Perner & X.N.Dang 2003

Dendrobium trantuanii Perner & X.N.Dang 2003
Dendrobium trantuanii Perner & X.N.Dang 2003

 今月の花は遠藤奈々子氏出品のDendrobium trantuaniiを選んでみた。
 この個体は所有されてから10年ほど経過しているとのことだが、今年は今までで一番花もたくさん咲いたとのことである。引っ越ししてもこの株だけはいつも手元に置いていたそうなのでかなり愛着の株のようだ。 栽培は、プラ鉢に水苔植えが相性良くできるとのこと。私も一株持っているので植え替えてみるつもりである。
 Dendrobium trantuaniiはラオス北東部からベトナム北西部にかけて点在し、比較的乾燥して温暖な広葉樹林帯の樹木に着生している。自生地の標高はおよそ800m~1000mである。
 花と株について、10cmから20cmの扁平なバルブの頂部とそのすぐ下の節からロウ質で光沢ある花を付ける。花の変化は少ないようで、ネットで検索しても変わり花は見られない。
‎2022年3月20日 タワーホール船堀

栽培:遠藤奈々子 文と撮影:佐藤 攻

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