Japan Amateurs Orchids Society

2022年7月原種紹介

Dendorobium regale Schltr.

Dendorobium regale Schltr.

 今月の花は、清水会長出品のDendorobium(Diplocaulobium)regale 大型株人気投票1位入賞花の紹介である。
 この花は、一日花で通常は自分で栽培しない限り見ることができない花である。しかもクールタイプの花なので、首都圏では冷房温室で栽培していなければ、本人でも花を見ることができない非常に珍しい花である。偶然にも例会の朝に咲いたとのことで7月例会に出品されたので、参加した私たちもこの貴重な花を見ることができた。
 従来はDiplocaulobium属として流通していたようであるが、現在はDendorobium属となっている。ネットで調べると自生地はパプアニューギニアで標高はおよそ700m~2100mの湿った森の苔むした樹木に着生しているとのことである。バルブが根元に数㎝あり、バルブから葉までの軸が細長く伸びてその先に笹の葉状の薄葉が1枚で、葉元の小さなシースから1花茎1輪の花が咲いている。デンドロビュームとしては珍しい草姿である。花のサイズは5~6cmくらいで、胡蝶蘭のように花弁がフラットに展開するピンクのとても綺麗な花である。見た目には一日で萎れる花とは思えない。珍しいだけではなく、花そのものが美しいので、人気投票1位になったのもうなずける。

栽培:清水達夫 文と撮影:冨澤 實

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