2023年8月原種紹介

Pinalia rhynchostyloides O’Brien

　今月の原種はPinalia(Eria) rhynchostyloidesです。栽培者によりますと、この個体は中藤洋蘭園のオークションにて購入した株とのことです。大株にすると花付きもよくなり、6本くらい同時に咲かせたときの見ごたえは抜群とのことです。最近までは南関東で年中栽培していたようですが、ここ最近は自生地状況を考慮して山上げのテストを行っているようです。確かに山上げして上手に育つ種も多いことですし、結果が期待されますね。
　そんな本種に関しての情報ですが、インドネシア・ジャワ島の標高500-800m付近のみで自生しているそうです。高温環境を好み、潅水は多めで栽培すると調子が良いとのことです。８月の原種紹介は悩みましたが、実際に見た本種の綺麗さをポイントに選ばせていただきました。

栽培者：笠原隆義　筆・写真：菊地翔太郎

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