アッと蘭だム!はこちら
平成22年8月


【第1位・GC開花賞(GC-96-12)】
Bulb. graveolens 'Mont Millais'×self 香川義煕

 連日の猛暑とお盆休みが重なったせいか、出席者が幾分少なく出品花も少なかった関係で、久し振りでこのコーナのお世話になることになりました。
この株は 'Mont Millais' AM/RHS の self 株で、H園で1株買い求め、その後1996年12月のGC株として再び求め2個体有しています。以後14年栽培したことになりますが、その当時は3号素焼き鉢に植えてありました。私もバルボフィラムの栽培には慣れない頃で、先輩のお話を聞きながら試行錯誤しておりました。
99年に生長をみたこれらの株を植え替え鉢増しし、1株を素焼き鉢水苔でそのまま鉢増しし、もう1株GC株の方を、先輩の見よう見まねで網筒に付けてみました。それが今回の入賞株です。
一昨年から某蘭園の貸し温室へ移しましたところ、昨年春からの5月〜6月の生長期に次々と葉が赤く落葉してきました。危険を感じて持ち帰り我が家の温室で育てました。後で気が付いたのですが、網筒植えは四方から乾きが早いので、水遣りが辛いと水好きのバルボには水不足を来たしていた。自家温室で1年間養生回復し、漸く今回の開花をみました。
いつもなら梅雨時期にばらばら1花茎ずつ咲くのが常ですが、今回は5花茎が一斉に同時開花、これは先の落葉が復元し、株調回復が幸いし1・2ヶ月遅れて漸く一斉開花をみたと考えられる。また例会日の二日前から咲き始めたのも幸運でした。
 序でに書き添えるなら、「水好きで、でも後は素早く乾く」こんな栽培が好まれるランは多い。その中で匍匐茎が一方に伸びてゆくバルボフィラムなどには、この網筒栽培は適していると考えられます。先輩に教わったバーク・竹炭・軽石(少々)のコンポストです。ただしこの栽培法は新バルブが外へ大きくはみ出してこない限り、株分けや植え替えは困難です。  有難うございました。

第2位
渡辺きよ子
Maxillaria sophronitis
第2位
冨澤 實
Onc. Moon Shadow 'Taiger Tail'

第4位
海老原成雄
C.gaskelliana f.coerulea 'Drago × Alexis'

第4位
鈴木隆夫
Bpl. Golden Spice
第6位・努力賞
池上俊彦
Schoenorchis junsifolia
第7位
斉藤たみ子
Den. Hibiki

第8位 
清水達夫
Neocogniauxia hexaptera
フレグランス賞
柏渕保男
Phal.violacea f. coerulea
 

 

 

 


ページトップへ

過去の人気投票の結果はこちら

トップページへ