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平成24年11月18日


【小型株第1位】
C.S.cernua fma aurea'Kanae' PC/JOS HCC/AJOS 上野幹雄

 この株は15年前(平成9年12月7日購入とありました。)伊勢原のK園芸にて求めた物です。たしか2.5号鉢に植えられていて赤ラベルが挿してありました。当時Soph.sernua aureaタイプは希少な物で、特に入賞花の分け株ともなると入手が困難で大変高価なものでした。この時またとないチャンスと思い購入しました。すぐに植え替え水苔素焼き鉢で植えました。2年後位にコルクに付けて様子を見ることにしました。5年目位から芽数も増え液肥の薄いものを春、成長期に与えるようにしたところ1バルブの大きさが以前より大きくなり、着花数も増えて見栄えもよくなり月例会等に出品する様になりました。
 コルク付け栽培のコツはコルク自体にあまり多くの水を与えないことです。うちでは温室内に1年中置き2〜3日に1回の水やりで乾燥気味にしています。何度か蘭友会でも出品させていただきましたが、今回花の鮮度も良く27輪咲き3蕾という満開の状態で皆様のお目にとまり、沢山の方々の投票をいただきました。感謝申し上げます。


【小型株】        

第2位
久保アイ
Gastrochilus somae

第3位
池上俊彦
Bulb. Fascination 'Cosmo One'

第4位
小野やよい
Den. lamellatum

第5位
小野やよい
Angraecum distichum
第5位
清水達夫
Paph. sukhakulii
       
第5位
山谷 渉
Den. biloculare
       


【大型株第1位・良個体賞】
C. jenmanii 'Rosa' × 'Castro' 海老原成雄


 この株は2年ほど前、友人から来た株で今回が我家での初花でした。どのような花が咲くのか気になりましたが、タグにはC.jenmanii  rubra × self と記されているだけでした。株を見ると赤い色素が葉等に見受けられたので、ある程度の濃い花が咲くだろうと予測していました。花が咲き始めた時に、先ずリップの濃さに目が止まりました。リップの喉奥まで深紅色がベタに乗り、その周りの白く細い複輪が魅力的でした。またNSも15センチと大きく3輪着いたので、一層のインパクトを感じました。
 施肥についたは、前11月号に簡単に記しましたが、春先の固形肥料は、茶袋に「おまかせ」「グリーンキング」「バッドグアノ」「鉄力アグリ」等の有機肥料を4〜5種混合して置肥としました。年間を通しての葉面散布の液肥は、有機液肥の他に、「酵素」「竹酢液」「鉄力アクア」等の活性剤を混合して散布しています。
 C.jenmanii は、ベネズエラが原産国で、海抜800〜1000mのジャングルに自生する大型系のカトレアです。よくC.labiata(原産国ブラジル)と酷似していますが、下記に違いがみられます。
@C.jenmanii は1重シースで、C.labiataは2重シースです。
A香りは共に芳香を有しますが、C.jenmanii の方が透明感のある上品な香りです。
B開花期が、C.jenmanii は、10月下旬~12月上旬と、C.labiataが終わる頃から咲き始めます。
CC.jenmanii の方が、ペタルが横に張るものが多いとも云われています。
栽培は一般のカトレアに準ずればよく、特に難しい事はありません。育てやすい品種です。
今月も先月に続き良個体賞も頂きことができました。多くの方々のご投票を頂き、ありがとうございました。


【大型株】        
第2位
清水達夫
C.maxima f.coerulea 'Gigi'
第3位
小澤正直
Ctt.C. Porcia 'Cannizaro' AM/AOS
第4位
鈴木隆夫
Rlc. Spanish Eyes
第5位
海老原成雄
C. jenmanii f. rubra × self
第6位
清水達夫
Phrag.
Scarlet O'Hara
第7位
久保アイ
C.Lc.]C.G. Roebling 'Blue Indigo'
第7位
鈴木隆夫
L. anceps
フレグランス賞
萩原綾子
Phal. bellina
GC開花賞
小澤正直
(GC11-04A)Phal. equestris 'Alba ' × self

 

 
記録作成:唐木善孝 監修:池上俊彦 入賞花撮影:冨澤 實 HP作成:佐藤 攻

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