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平成26年3月16日


【小型株第1位・栽培賞】
C.coccinea 大和田武士

 今回は C.coccineaを選んでいただきありがとうございました。この株は1996年ペル−の蘭薗より手に入れた株で18年が経ちますが、初めは2花から年々数が増して今回の株になりました。手に入れた当時はこの橙色が主流でしたがだんだんと鮮やかな赤色が主流になり、最近ではより大きく丸く鮮赤色が出てきました。また、蘭展デスプレ−の飾り花に使用されてからは、振り向いてもらえる花ではありませんでしたし、ここ何年かは一人楽しんでいました。 
 震災以前の栽培は、冷房温室で年間を通して10℃〜27℃で温度管理。水遣りは乾いたら少し、の繰り返しで成長期はたっぷりと、休眠期はより控えめに栽培してきました。3年前の震災で、冷房温室がフロンガス漏れでアウトになり春〜秋は屋外栽培をしています。幸い夏の期間は休眠期に入っているため、遮光70%で東向きの10時頃まで日光の当たる風通りの良い所に置き、晩秋10℃〜27℃の温室に取り込みます。水遣りで気を付けて居る事は長雨に合わせないことです。
 肥料は生育期に液肥(2000〜3000倍)を中心に固形肥料を少し施しています。
 今年もまた暑い夏が来るでしょう。大事に栽培を続けます。ありがとうございました。

【小型株】        

第2位
花房英美
Paph. villosum ‘Mellow’

第2位
大和田武士
Epidendrum
[Oerstedella]endresii

第4位
渡辺きよ子 
Chiloschista viridiflava

第5位
小澤正直 
V. [Ascofinetia] Cherry Blossom



【大型株第1位】
Phaius Ashworthianus‘Golden Pagota’  中村好一

 今回、3月の例会において大型株、Phaius Ashworthianusを選んでいただき有難うございました。この株は日本にも分布しているガンセキランとカクチョウランの交配種です。株を見てもらえば解ると思いますが、株の大きさはカクチョウランで花の色はガンセキランの黄色の花弁に赤のリップの標準株が交配されているようです。私は35年前頃からガンセキランを栽培してきた経験からこの株を育ててみました。この株を風通しがよく日光が適当に当たる場所に置き、水を多く与えて栽培しました。その成果が皆さんにお見せした株です。

【大型株】        
第2位
鈴木隆夫
Guarianthe skinneri
第3位
高橋貞夫
Eria sp.
第4位
大和田武士
C. crispata
第5位
海老原成雄
C. jenmanii f. alba ‘Fuchs Snow’
 
         
 
フレグランス賞
中村好一
Cymbidium ×nishiuchianum
(goeringii × kanran) 春寒蘭
GC開花賞(GC 10-03)
冨澤 實
Den. farmeri × sib.
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記録作成:唐木善孝 監修:池上俊彦 入賞花撮影・HP作成:佐藤 攻


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