今月の原種紹介は高橋洋三氏出品のCattleya intermediaを選んでみました。たくさんの花を付けたflameaタイプの見事な株でした。栽培者の高橋氏に解説をお願いしました。
このintermediaは2006年3月号のニューオーキッド誌intermedia特集にアルファオーキッドの原さんがブラジルの岩下さんから入手したflamea’Pena de pavao’を掲載されたのを見て、原さんに分け株を所望したことに始まります。原さんから分け株はないがシブリング苗ならあると聞き、子苗を入手しました。私の記録によれば2013年に初花開花となっていますが、’Pena de pavao’よりもflamea ‘Sander’を大きくしたような花になりました。また、flameaの入り方も同じ株でありながら異なっています。今やintermediaも当時より格段にシブリングが進み花もより大きくなり、百花繚乱の様相になっています。寒さにも強く育てやすい花だと思います。
2023年4月16日 東医健保会館
栽培・解説:高橋洋三 撮影:佐藤 攻