【小型株第1位・栽培賞】
C.（L）sincorana 'Devine'　大和田武士

　Ｃ（Ｌ）sincorana　“Devine”AM/AOSを選んで頂きありがとう御座いました、　
この株は06年松坂屋ラン展の時に購入した株です、南米高地に自生している種だと思いながらも冬は14度の中温室、春〜秋は30％遮光の外で2年間は栽培していました。購入したときよりもバルブは太らず、花も1花しか咲きませんでした。
次の年の夏あまりに暑い日が続くので一時冷房温室に避難させました、ところがバルブが太りだし良い生育をして、翌年1バルブ2花が咲いた為それからは冷房温室（1年を通し低12度〜高27度）での栽培です。肥料は生育期に固形（大豆大）肥料1バルブに1個の割りあいで、液肥(2000~4000倍)を水遣りの時にあたえています。水遣りは辛めです、生育期でも乾いてから少ししか遣りません、バルブが出来て休眠期に入ったら乾いてから5日〜7日待って少し遣ります。これからは大株を目指して愛培したいと思っております。

第4位
清水達夫
Paph. hangianum

【大型株第1位・良個体賞】
C. dowiana 佐藤　攻

　このC.dowianaは2年ほど前友人から譲り受けたもので、我が温室で初めて咲いた花です。以前も野生株を持っていたのですが数回開花の後衰えて枯れてしまいました。この株は良個体賞まで頂いた個体なので丁寧に作って、枯らさないようにしたいと思います。
　C.dowiana は中米コスタリカと南米コロムビアに自生する1枚葉のカトレヤです。カトレヤの中でもまるで作り物めいたような派手な色彩のリップが実に印象的な花容です。因みに、C.dowiana var. aurea と C.dowiana var. dowiana の2種が正式に記載されていますがこの株がどちらなのかは判然としません。
　作り方ですが、以前の経験からしてかなり難しい品種であることは間違いないと思います。断定はできませんが、夏場の高温,高湿度はあまり良くないのではないかと感じておりまして、夏は涼しくさせてあげようと思います。
　多くの皆さんからご支持いただきましてありがとうございました。